後悔ばかりの夜が激変。50代の私が寝る前にしている、たった2つのこと

ふとした虚しさの正体

電気を消して、布団に入る。
静まりかえった部屋で、
ふとネガティブな思いや、後悔、罪悪感が出てくる夜を過ごしていませんか?

「あの頃、もっと一緒にいればよかった」
「私は、何をしてきたんだろう」
「もう、取り返せない」
「もっと、できたはずなのに」
「なんで、あんな言い方したんだろう」

でも、そんな時間をすごす日々があっても、日中は
仕事も家のことも、ある程度ちゃんと回している。
だから周りからは幸せそう、楽しそう、そんなふうに見えてるはず。

そう思えてくると次は
「本当は、こんななのに」という虚しさが溢れてくる。

そんな似たような経験はないでしょうか?

夜になると、後悔の言葉や自分を責める言葉、過去を悔やむ言葉が、なぜかどんどん湧き出てくる。
止めようとすればするほど、止められない自分が情けなくなってくる。
そしてネガティブな言葉が、グルグル、ぐるぐる止まらない。

50代に入ったあたりから私も、夜にそんな後悔の念がふとよぎる時間を過ごしている時期がありました。

そんな夜に、私がしていたことは、たった2つのこと。
この2つを実行したことで、またし続けることで、
ネガティブ思考に翻弄される私はどんどん薄れ、良く眠れるようにもなり、今幸せを生きている私がいます。

この2つは何か?
この2つをすることで、なぜ幸せを生きられるようになるのか。
今日は、そんなお話をしていきます。

50代になってから、後悔がよく顔を出していた瞬間

後悔は、夜だけのものじゃなく、昼にも来ます。

でも夜は、昼間と同じ対応をしないほうが良いんです。
その理由は、後で話しますね。

で、夜も昼もですが、私の場合、後悔の念ってこんなふうによく顔を出していました。

子どもが独立して、静かになった家で。
「あんなに忙しかったのに、急に何もない」
「あの頃、もっと一緒にいればよかった」

SNSを閉じたあと。
「はぁ、みんなすごいなぁ。私はいったい何をしたら、こんなふうにイキイキできるんだろう」
「私は、何をしてきたんだろう」

寝る前の、ふとした時間。
「今日も、何もしなかった」
「こんなはずじゃなかった」
「50代になるまでって、あっという間だった。あと30年? もっとあっという間じゃん。もう、取り返せない」

何気ない会話の中で
「この人とこの先、ずっと一緒にいるの?この年で、やり直せない。今更遅いよな」
「あぁ、もっとこの関係性を大切にすればよかった…今さらだよな」

そんなふうに頭の中をめぐる、後悔と罪悪感。

そんな瞬間、あなたにもありませんか?
どれか1つでも心当たりがあれば、この記事を少し読み進めてみてくださいね。

なぜ、夜に後悔が顔を出しやすいのか

昼はそこまで多くないのに、夜になるとかなり出てくるし、グルグルが止まらない。
これには、体の側に理由があるんです。

心にも体内時計があって、明るい気持ちは夜中にいちばん低くなる、って言われています。
そのぶん、暗い気持ちが前に出やすい時間なんです。
脳科学では「真夜中の心」って呼ばれている考え方です。

それに夜は、仕事も家のことも一段落して、頭を外に向けておく用事が無くなる時間。
スマホを眺めていても、頭の中は空いているんですよね。
空いた頭は、過去や未来を勝手に再生し始める。

だから夜のネガティブは、自分が弱いからとかじゃなくて、時間帯のせいでもあるんです。

後悔が止まらないのは、性格のせいじゃない

後悔が止まらないのは、性格のせいじゃなくて、人間の機能としての表れなんです。
主な機能は、3つ。

悲劇のヒロイン気質の現れ。
自分を物語の主人公にして、悲しい場面を何度も再生する機能の発動。

思い出してみてください。
ドラマも映画も、ほとんどが感動ストーリーじゃないですか。
主人公が苦しんで、乗り越えて、感動で終わる。

私たちは無意識のうちに、それを正解だと思っている部分があるんです。
そうであったほうが、喜んでもらえる、価値があると学んできてしまったんです。

だから無意識のうちに、悲しい場面の主人公になっている自分に、陶酔してしまうんです。

心理学では「自己憐憫(セルフピティ)」って呼ばれていて、かわいそうな私でいると、気にかけてもらえる・責められにくい、っていう見返りがあると言われています。

罪人を演じることでの、自己防衛。
これも、演じているつもりは、全くありません。
でも「私が悪かった」と先に言ってしまえば、責めてくる側の勢いが弱まるので、「私は正しい」と主張するより、楽だったりもするんですよ。

ある意味、自分を全力で守っている状態って言えるんです。
知らぬ間にそんな戦略が、自分の中で働いているんです。

心理学だと、こういう心の動きを「防衛機制」って呼びます。
傷つきすぎないように、心が勝手にやっている守り方。だから、悪いことじゃないんですよね。

現状維持システム(恒常性)の働き。
人って、今の状態を守ろうとするんですよね。
なぜかって? 人の機能としては「今生きていること」こそが正解だからです。

この働きには名前があって、生理学で「恒常性(ホメオスタシス)」って言います。
体温も血圧も、いつもの状態に戻そうとする、あの仕組み。
心にも同じ働きがあると言われているんです。

やったことがない行動、慣れない言葉、慣れない反応は、知らない世界に踏み出すようなもの。
その世界で命が守られるかどうかなんて、経験していないから分からないじゃないですか。

だから、後悔している「いつもの状態」を保とうとする働きがあるんです。

どれも、性格の欠陥ではなく、人間としての機能です。
機能なので、自分を責める必要は全くありません。
そう捉えるようになって、私は自分との向き合い方を変えていきました。

私が寝る前にしていた、たった2つのこと

では、そんな私が実行していた、また今も実行している
その2つをお伝えしますね。

1つ目。後悔の言葉に気づいたら、「って、思うんだ」と言い直す。
2つ目。「在る」を1つ以上見つけて、寝る。

たったこれだけなんです。
深掘りも、反省も、しません。

ではなぜこの2つで幸せを生きられるようになるのか。
次はそこをお話ししていきます。

なぜ、2つのことで幸せを生きられるようになるのか

私はここでは、引き寄せの考え方を取り入れています。

それは寝る前に何を思っているかが、翌日の私を創る。
私の未来を創る。
この考え方です。

だから、冒頭で書いたように
昼間と夜のネガティブへの対応を変えているんです。

詳細を説明すると、引き寄せでは
寝る直前から、うとうとするまでの時間は、潜在意識の扉がいちばん開いていると言われています。
このとき頭にあったことや、感じていた感情は、そのまま潜在意識に染み込み、
そして寝ている間、何度も再生されるということなんです。

後悔しながら寝れば、「私は後悔ばかりの人」が染み込みます。
「今日は、幸せだ」と考えてから寝れば、「私は幸せな人」が染み込みます。
染み込んだ感情、考え方、言霊が、翌朝の私の前提になり、未来の私の前提になります。

「後悔」ばかりを見ていたら、翌日も後悔ばかりが目に入りやすくなります。
「幸せ」を見るようにしていたら、幸せが目に入りやすくなります。

同じ景色を見ても、拾うものが変わります。
心理学で「選択的注意」って言われている働きで、人は意識しているものしか、目に入らないんですよね。
だから、明日が、そして未来が変わっていくんです。

だから私は、夜にネガティブな思考のまま寝ようとするのをやめました。
でも、ネガティブを消そうともしていません。
気づくだけです。
気づいて、少し距離を置いて、そしてほんの少し思考の向きを変えて、幸せを生きる未来の扉に繋がる「幸せ」を見直すようにしています。

これを続けると、潜在意識の前提が、少しずつ書き換わっていきます。
あなたのエネルギー状態も変わっていきます。

でも1つ気をつけて欲しいことがあります。
それは「一晩で変わると過大な期待をしないこと」
でも、し続けることで、幸せを生きる道が踏み固められていくんだと信じようとしてみること。

さらにもう1つ、重要なことを伝えておきますね。
深掘りは、寝る前にしないことを私は強くおすすめします。
アドレナリンが放出されて、さらに眠れなくなることが多いですし、変に迷宮に迷い込んでネガティブを増幅してしまうこともあるからです😓

ステップ1。気づいて、「そう思うんだ」と言い直す

では、その夜に何をするのか。
1つずつ、ステップでまとめていきますね。

ステップ1は、気づいた考えを、外側から言い直すことです。

布団の中で、後悔の言葉が出てきたら。
その言葉のうしろに、「って、思うんだ」を付けます。

「もう元には戻らないんだ、って思うんだ」
「私は何をしてきたんだろう、って感じてるんだ」
「取り返せない、って考えるんだ」

あなたの夜の言葉だったら、どう言い直しますか?

言い直すだけで、頭の中の言葉が「私のもの」ではなくなります。
頭の中の言葉に陶酔する私から、少し離れることができるんです。
勝手に湧いてきた考えと、それを眺めている私に分けることで、ゆっくり徐々に、自然発生的な思考から距離を置いていくイメージです。

心理療法(ACT)では、これを「脱フュージョン」って呼ぶんですって。
考えと自分がくっついた(フュージョンした)状態を、少しはがす練習。私がやっていたのは、まさにこれでした。

で、夜は特に、中身を分析しなくても大丈夫です。
「なぜそう思うのか」まで見に行かなくていい、ということです。
言い直して、少し離れる。
夜は、それだけで十分です。

ステップ2。「在る」を見つけて、寝る

距離ができたら、次は「在る」を探しましょう。

今日、嬉しかったこと。
今日、あたりまえに在ったこと。例えば、食事、家、手、体、道、空、木。
いろいろあったはずです。

布団も在る。
静かな家も在る。
この記事を読んでいるスマホも在る。

何も思いつかない夜は、「今日は、最高の1日でした」と何回か唱える。
それだけで十分です。

ポジティブ心理学に「スリー・グッド・シングス」(今日よかったこと3つを寝る前に書く)っていう練習があって、似た形なんです。

私は書きません。
布団の中で思うだけ。

たった1つでも良いし、思い浮かぶまま複数でも良いですよ。

このようにネガティブな思考のまま寝るのではなく、少しだけ、ほんの少しでもいいので、ポジティブな思考にして寝るようにする。
それだけで、朝の思考の向きが変わり始めます。

【補足】なぜ「在る」なのか?
人は「持っていると感じる」と、幸せを感じる生き物だからです

夜に深掘りする/夜は距離を置く

言葉で並べると、こうなります。

夜に深掘りする 夜は距離を置く
やること 「なぜ後悔しているのか」を考え続ける 「って、思うんだ」と言い直す
頭の中 次の後悔が、次の後悔を呼ぶ 考えと、眺めている私に分かれる
寝る前の思考の向き 後悔のまま 「在る」を1つ見つけて、ほんの少しポジティブに
潜在意識に染み込むもの 「私は後悔ばかりの人」 「私は幸せな人」
朝 ネガティブ思考の続きから始まる ポジティブ思考に、向きが少し変わっている
深掘りするなら 寝る前にはしない 昼に(次の一歩に書きました)

この記事の要点

  • 夜の後悔は、性格ではなく、人としての機能
  • 後悔や罪悪感といったネガティブは消さずに、気づいて言い直す
  • ネガティブは掘らずに、「在る」に目を向け眠りにつく

よくある誤解

「ポジティブになれ」って話じゃないんですよ。

あなたも、どこかで「ポジティブにならなきゃ」って思っていませんか。
後悔を消す方法でもないんです。
夜に出てきた言葉は、そのままでいい。
ここでは言い直して距離をとるだけ。消そうとはしません。

「在る」を見つけるのは、感謝しなさい、って話でもないんです。

食事が在った。家が在った。手が在る。
それを「見る」だけです。
感謝の気持ちが湧かなくても、大丈夫。見るだけで、向きは変わりますから。
感謝したければ、どんどん感謝しても大丈夫です。

言い直すのは、分析じゃありません。

「なぜそう思うのか」まで行っちゃうと、夜は深掘りになっちゃうんです。
「そう思うんだ」で止める。
その先を見たい方は、次の一歩に書いた記事へどうぞ。

最後に、いちばん言いたいこと

いまも、電気を消して、布団に入ります。
静まりかえった部屋で、後悔の言葉がふっと来る夜も、たまにあります。癖ですから。

でも、来たら「って、思うんだ」を付けて、そのまま眺めるだけ。
言葉は言葉のままで、私をどこにも連れていかなくなりました。

それから、今日在ったものを1つ思い浮かべて、眠ります。
私の夜は、後悔と戦う時間から、明日の私を選ぶ時間になりました。

朝は、幸せのほうを向いた私から始まります。

後悔や罪悪感は、私がダメだから繰り返し思考していたのではなく、人としての機能でした。
機能なら、責めなくていいですよね。

気づいて、言い直して、今日「在った」ものを1つ見つけて寝る。

その2つだけで、明日の眠りの質も変わるし、明日の私はほんの少し、ポジティブな道に踏み出しています。
一晩では変わらない。でも続けた先に、幸せを生きるあなたが待っています。

よくある質問

Q. 50代になってから、夜になると後悔ばかりです。これは普通ですか?

普通です。私もそうでした。
子どもの独立、静かになった家、あと何年という数え方。
50代は、夜に後悔が顔を出しやすい年代なんじゃないかな、って私は思っています。
性格の問題じゃなくて、機能です。

Q. 夜、後悔で眠れません。考えるのをやめられないのですが。

やめようとすればするほど、次の言葉が出てくるんですよね。
やめるんじゃなくて、「もう元には戻らないんだ、って思うんだ」と言い直してみてください。
それだけで、考えと自分の間に少し距離ができます。

Q. 「在る」を探しても、何も思いつきません。

そういう夜は、「今日は、最高の1日でした」と何回か唱えるだけでいいです。
思いつかない夜があっても、ダメなことじゃないんです。

Q. 後悔の原因を、ちゃんと考えたほうがいいのでは?

考えるなら、寝る前じゃない時間をおすすめしています。
寝る前の深掘りは、眠れなくなったり、ネガティブを増やしたりすることが多いからです。

でも実は私、、、「深掘り」を積極的にはしていないんです。
距離を置く、ポジティブな言葉を言う。
この2つを続けていると、原因も答えも、深掘りしなくても勝手に湧いてくることが結構あります。
だから、自分を信頼して任せていることが多くなりました。

あ、でも深掘りを全くしないわけでもないですが…。

でも思考こじらせ組は特に、深掘りを手放す時期も必要だと考えています。

今日の問い

この問いはノートに書いてもいいし、頭でやってもいいですよ。
夜に書き出すと目が冴える人は、翌朝、前の晩を思い出してやっても大丈夫です。
できれば、このやり方が習慣になると尚良し!って感じです。

問1:眠れなかった夜、モヤモヤした夜、頭の中でこだましていた言葉は?
(記入例:もう、元には戻らないんだ)

問2:それに「って、思うんだ」を付けると?
(記入例:もう元には戻らないんだ、って思うんだ)

問3:今日、在ったものを1つ
(記入例:あたたかいごはん。静かな家)

次の一歩

「幸せにならなくていい」って、幸せを追いかけるのをやめた話は、こちらに書きました。
→ 幸せにならなくていい。手を離したら、幸せはもうそこにあった

寝る前じゃなくて、昼に深掘りしたい場合はこちら。
いま湧いている感情から「どうありたいか」までたどる順番を書いています。
→ 自分軸とは?他人軸で疲れきっていた私が、感情からたどり着いた見つけ方

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